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2016年 06月 30日

上橋菜穂子"鹿の王"

去年の本屋さん大賞の堂々一位でしたこの本
"鹿の王"は"精霊の守り人"の作者上橋菜穂子の
最新作です。

上下巻と言うチョット厚めな本でしたが、
読んでいる最中はその世界にドップリとハマリ、
読む時間が心地良かったです。
上橋菜穂子\"鹿の王\"_c0079840_22525050.jpg


上橋作品の醍醐味は何と言ってもその
緻密に描写された世界観に有ります。

今回も架空の世界の物語ですが、とても
リアルで作り物な感じがしません。

ウソっぽく無い。

ストーリーをザックリ書くと、
世界観は"守り人シリーズ"のような
チョット昔のイメージのする山や自然の中で
繰り広げられます。

ある疫病が流行る中、主人公のヴァンは
自分だけ死ねない境遇を恨んでいたが
偶然拾った幼い女の子と暮らしながら
少しづつ生き方を見つけるが、運命は
過酷な試練をヴァンに与えるのだったのダッタ………的ナ?

正直、"精霊の守り人"より読後感は良く
僅かだが確実な光を見据えた終わり方で
「また読みたい」っと素直に思えました。

何と言っても女の子の「ヨナちゃ」がカワイイ!
癒されるです、途中で少し殺伐とした嫌な予感しかし無い
部分でもこの子が出てくると救われる思いでした。

主人公のヴァンは以前の戦争では
敵の軍隊に命を捨てた戦い方で恐れられた
集団「独角」のリーダーで「欠け角のヴァン」と
呼ばれていた…………などグッと来る設定も
読者を引きつけます。

いやぁ本屋さん大賞は外しませんネ、
読んでソンはしません、今年の大賞の
"羊と鋼の森"も近々読みたいですネ。



しかし、今度は"とある魔術の禁書目録"方面を
行くです、例のコラボ"バーチャロン"から始めて
とうぜん"新約シリーズ"にも手を出すゾ。

ホイじゃマタ。

by BenTenSYN | 2016-06-30 23:01 | 本の紹介 | Comments(0)


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