人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ガンプラ! 模型!   弁天シンジケート!!

bentensyn.exblog.jp
ブログトップ
2014年 06月 04日

超久しぶりに水曜更新

そして本のハナシ。

読んでいたのは丁度一年前です、
原案を書いた伊藤計劃が死後に
円城塔が最後まで書いた本。

”屍者の帝国”です↓
超久しぶりに水曜更新_c0079840_22104342.jpg


ネタバレをしない程度に書きますト・・・・・

死者を労働力として蘇らせる技術が発達した世界で、
とある思想家の思惑やそもそもの技術を開発された経緯など
調べれば調べるほど怪しさを増す事柄に主人公が世界中を
周って真実を探し求める・・・・・・そんなカンジっす。


場面がどんどん変って登場人物も入れ替わるので
読むのには苦労が無く、どんどん読めます。

時々ある戦闘シーンなどは変化に飛んだ場面で
繰り広げられ、頭の中で想像しながら進む展開が
まるで映画をみているようでした。

非常に艶の有る文章で作品全体の魅力に繋がっています。



そんな中でこの物語の特徴は
どこかで聞いたことが有る名前が沢山出てきます。

そもそも伊藤計劃は映画や物語が好きで、様々な
トリヴュートが作品中に見られます。

”007”とか”海底10000マイル(っん?2万だっけ?)”とか・・・・・
そもそも今回の主人公の名前はワトソン君だし・・・・・・。

ココからは
ワタシの私見ですが、物語の根底に有る「フランケンシュタイン伝説」の
取り上げ方に特徴が有ります。

この物語の下敷きにはコッポラの映画の”フランケンシュタイン”を
使っているように思えます。

映画の終わり間際のとある事象がウィキペディアに有る
原作の”フランケンシュタイン”と少し違い、その違いがこの
本の根幹に係わっている・・・・・・ように思えます。

ひょっとしたら・・・・・・・その辺からヒントをもらって
この文章が書かれたのカナ?・・・・・と思って読んで
いたら、狭いところからの引用に気付いたボクの
ボキャブラリーに間違いは無かったのダナ!っと思った次第。


本当のトコロは解りませんガ・・・・・・。



脱線しますがコッポラの映画”フランケンシュタイン”と
共に”ドラキュラ”はオススメです。

駄作っ!  って言うヒトも居るケド、
それって期待の方向性を間違っていると思うです、
”コッポラ”って言うダケで見方を変えるのはNGだと思う。



やっぱりスキなモノが有るのは良いコトだけど
「それダケ」って言う吸収の仕方は・・・・・・時々モッタイナイな?

っと思う本でした。




今日はココまで、ソンじゃーネ。

by BenTenSYN | 2014-06-04 22:11 | 本の紹介 | Comments(0)


<< マニアックなイベント      もう6月ですネ。 >>